日本学生野球協会は2026年5月15日、都内で審査室会議を開き、高校および高等専門学校の野球部における不祥事など計12件(うち4件は詳細非公表)に関する懲戒処分を決定し、発表しました。公表された各校の処分内容と事由の詳細は以下の通りです。
- 愛知県の星城高校の30歳の男性監督(教諭)は、部員への体罰と報告義務違反により、2026年4月6日から2か月の謹慎処分となりました。学校側が実施している補習を目的とした学習会への出席を促した際、応じなかった部員の制服の胸ぐらをつかむなどの行為に及んだとされています。
- 長野県の東京都市大塩尻高校の47歳の男性部長(教諭)は、不適切指導と部内での暴言、および報告義務違反により、2026年3月9日から3か月の謹慎処分となりました。練習態度が怠惰であると感じた部員に対し、「そんな態度では大学になかなか行けない」「俺の視界から消えろ」といった発言を行ったとされています。
- 大分県の柳ケ浦高校の26歳の男性副部長(教諭)は、部内での不適切指導と体罰により、2026年4月7日から2か月の謹慎処分となりました。朝の練習に遅刻したにもかかわらず挨拶をしなかった部員を無視したほか、顔を近づけて額に頭突きをしたとされています。
- 福岡県の大和青藍高校の38歳の男性監督(教諭)は、部内での体罰により、2026年3月18日から1か月の謹慎処分となりました。練習試合において審判の判定に不満な態度を示した部員を指導した際、指示に従わなかったため胸を突くなどの行為をしたとされています。
- 兵庫県の市姫路高校の34歳の男性部長(教諭)は、部内での暴言と報告義務違反により、2026年3月19日から3か月の謹慎処分となりました。部員の練習態度を巡り「死ね」という発言を複数回にわたり行ったとされています。
- 群馬県の常磐高校の30歳の男性部長(教諭)は、部内での暴言と報告義務違反により、2026年2月27日から6か月の謹慎処分となりました。練習や筋力トレーニング中にミスをした部員に対し、「バカ」と複数回言ったほか、容姿に関わる不適切な発言をしたとされています。
- 福島県の福島工業高等専門学校の46歳の男性監督(技術専門職員)は、不適切発言、危険行為、および報告義務違反により、2025年7月28日から6か月の謹慎処分となりました。高専の試合のみに出場したいと主張する部員と意見が折り合わず、「やめてもらっていいよ」と発言したほか、ノックの際に他の選手が止めに入ってもやめず、当該部員が動けなくなるまで15分間にわたり強い打球を打ち続けたとされています。
- 大阪府の守口東高校の46歳の男性監督(教諭)は、報告義務違反により、2026年4月16日から3か月の謹慎処分となりました。野球部員と部外の生徒との間で発生したトラブルを把握していながら、報告義務の対象外であると誤認し、対応が遅れたとされています。
このほか、詳細が非公表となっている4件の処分(わいせつ行為による責任教諭の除名、部員の盗撮による対外試合禁止1か月、部長の盗撮による除名、コーチの適切な学習評価に反する行為による謹慎2年)についても同様に措置が決定されています。



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