沖縄尚学高付属中のいじめ訴訟で那覇地裁が学校側に110万円の賠償命令 | 公務員ニュース

沖縄尚学高付属中のいじめ訴訟で那覇地裁が学校側に110万円の賠償命令

沖縄県那覇市の沖縄尚学高等学校付属中学校で、同級生からいじめを受けた元男子生徒が、学校側の不適切な対応により精神障害を発症したとして損害賠償を求めていた訴訟の判決が2026年5月12日、那覇地裁でありました。

判決によりますと、元生徒は中学1年生だった2017年、同級生から「死ね」という暴言を吐かれたり、体を蹴られたりするなどのいじめを受けました。生徒の父親は担任教諭に調査と対応を依頼しましたが、加害生徒への聞き取りや学年主任への報告が速やかに行われず、その後もいじめが継続。元生徒は適応障害などの診断を受けるに至りました。

那覇地裁の片瀬亮裁判長は、当時の同校においていじめ防止対策推進法に基づく基本方針の策定や組織の設置がなされていなかった点を指摘。「適切な体制が整備されていれば、早期発見と対処が可能であり、その後のいじめを防止できた」として、運営する学校法人尚学学園の安全配慮義務不履行を認め、慰謝料など110万円の支払いを命じました。

この事案を巡っては、学園側が2020年に公表した第三者委員会の調査報告書においても、いじめ行為があったことが認定されていました。元生徒は2022年9月、学園に対して約1200万円の損害賠償を求めて提訴していました。

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教職員懲戒・不祥事
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