宮城教育大付属特別支援学校が個人情報を不適切利用 生徒名簿を第三者に閲覧 | 公務員ニュース

宮城教育大付属特別支援学校が個人情報を不適切利用 生徒名簿を第三者に閲覧

宮城県仙台市青葉区にある宮城教育大付属特別支援学校が、外部からの通報者に対し、生徒の顔写真や氏名が掲載された名簿を無断で閲覧させていたことが分かりました。学校側は個人情報の取り扱いが不適切であったことを認め、保護者へ謝罪しています。

事案の経緯によりますと、2025年7月15日、仙台市地下鉄東西線の利用者から「同校の制服を着た生徒から迷惑行為を受けた」との通報が寄せられました。これを受け、学校側は翌16日に来校した通報者の人物に対し、特定の目的で生徒名簿を提示しました。

この名簿には、地下鉄を利用して通学する生徒約20人分の氏名、学年、顔写真が記載されていました。本来この資料は、災害や緊急時に備えて宮城県警鉄道警察隊に提出することを目的に、年度初めに保護者から同意を得て作成されたものでした。しかし、学校側は警察ではない第三者に対して、保護者の許可なく内容を公開していました。

通報者は名簿を確認し、当時高等部3年生だった男子生徒(18)を特定しました。その後、学校が17日に本人へ確認したところ、生徒は行為を認めたとのことです。

学校側は7月29日に当該生徒の保護者へ経緯を報告しましたが、保護者から個人情報の無断閲覧について指摘を受け、不備を認めて謝罪しました。また、名簿に記載されていた他の生徒の保護者に対しても同様に謝罪を行っています。なお、当該生徒はその後登校が困難となり、2026年3月に同校を卒業しました。

文部科学省はこの件について「個人情報の目的外利用に該当する」との認識を示しています。同校の杉浦誠一郎校長は、名簿の提出先が鉄道警察隊に限定されていたことへの確認が不足していたと釈明し、今後は保護者との情報共有を徹底した上で対応する方針を掲げています。

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教職員懲戒・不祥事
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