島根県雲南市の雲南市立病院は、80歳代の男性患者に対して5年前に実施したCT検査の結果を見落とし、肺がんの可能性があったにもかかわらず適切な治療や経過観察を行っていなかったと公表しました。
雲南市によりますと、2026年4月にこの男性がけがで同病院に入院した際、誤嚥性肺炎の症状が見られたため改めて検査を行ったところ、進行性がんが発見されました。医師が過去の記録を確認したところ、5年前のCT検査報告書に「肺がんなどの可能性があるため経過観察が必要」という旨の診断が記載されていましたが、当時の担当医がこれを確認しておらず、患者本人や家族にも説明がなされていなかったことが判明しました。
病院側は家族に対して謝罪を行うとともに、現在は男性への治療を誠実に進めているとしています。また、雲南市は今回の事態を重く受け止め、同様の事例が他にないか点検を開始しました。
市は、原因の分析に基づいた再発防止策の立案や、検査結果の確認手順を徹底することで、信頼回復と業務改善に努めるとしています。



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