茨城の認定こども園で園児が顔を負傷 職員の手が当たり登園できないまま卒園

茨城県古河市東山田の認定こども園「柊幼稚園」で2月初旬、6歳の男児の顔に園の職員の手が当たり、切り傷を負う出来事があった。関係者によると、男児はその後登園できなくなり、そのまま卒園したという。

複数の関係者の話では、2月3日、園児たちがリレー走を行う際、並ぶ位置をめぐる場面で担任の職員の手が男児の顔に当たった。男児は顔に長さ約5.5cm、幅約1mmの切り傷を負い出血したが、職員は応急措置を行わず、リレー走の指導を続けたとされる。

傷はおよそ10日ほどでふさがったものの、傷痕が長く残る可能性があるという。関係者によると、傷痕が残っていることや職員の手が当たった出来事の影響などから、男児は登園できない状態が続き、そのまま卒園を迎えた。

当初、職員は「応援していた際に自分の手が走ってきた男児に当たった」と説明していた。しかし、園内の防犯カメラの映像と説明に食い違いがあることが分かり、その後「並ぶ位置を右手で示した際に爪が顔に当たった」と説明を変えたという。

入手した資料などによると、園側は当初の説明について「虚偽だった」と認めたうえで、この出来事を「過失による事故」と判断。身体的虐待には当たらないとし、「強い指導」だったなどと説明している。関係者によると、この職員は近く退職する見通しだという。

柊幼稚園は取材に対し、「弁護士と相談しており、回答できることはない」としている。

また、県や県警もおおまかな事実関係を把握しているとみられ、当時の状況について慎重に調べている模様だ。

カテゴリー
教職員懲戒・不祥事
公務員ニュースをフォローする

コメント