手術中に麻酔薬を自己注射した川崎市立病院の男性医師を免職処分

神奈川県川崎市病院局は2026年3月27日、手術中に無断で麻酔薬を自己注射するなどの不適切行為を繰り返したとして、市立川崎病院の会計年度任用職員で麻酔科医の男性(28)を免職の懲戒処分にしたと発表しました。

発表によりますと、この男性医師は2025年12月1日、自身が担当していた手術の麻酔業務中に「睡眠を確保したい」という衝動に駆られ、手術室を離脱。病院所有の麻酔薬「プロポフォール」を自分に注射し、医局のソファで横たわっているところを発見されました。この際、約30分間にわたり手術室に麻酔科医が不在の状態となりましたが、患者の容体に影響はありませんでした。

男性医師は不眠症の診断を受けて自宅療養した後、2026年1月5日に復職しました。しかし、復職直後の1月7日には、手術用のプロポフォールの一部を別のシリンジに分注して持ち出そうとしたほか、元の容器に生理食塩水を注入して偽装し、患者に投与したことが判明しました。翌8日にも同様の手法で薬液を偽装していたところを看護師に発見され、事態が発覚しました。

川崎市病院局は、公務に対する信用を著しく失墜させる行為であるとして厳正な処分を決定しました。また、管理監督責任として、同病院の局長級(63)と部長級(57)の男性上司2名を文書注意としています。

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医療関係者懲戒・不祥事
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