千葉県の長生健康福祉センターで生活保護費の過支給や支給漏れが発覚

千葉県は2026年3月27日、長生健康福祉センターが担当する生活保護費の支給業務において、職員による不適切な事務処理があったと発表しました。2020年度から2024年度にかけて、計21人に5万7661円の支給漏れ、計65人に483万2493円の過支給が発生していたことが判明しました。

千葉県によりますと、ケースワーカーとして事務に従事していた職員3人が、受給額の決定に必要な年金額の調査や、過支給判明後の返還請求手続きなどを行っていませんでした。個別の最大額は、支給漏れが5640円、過支給が246万2527円に上っています。県は対象者との協議を開始しており、不足分の支払いや過払い分の返還を求めていく方針です。

背景には、担当職員の過重な業務負担があったとされています。職員の1人は新型コロナウイルス関連業務も兼務しており、2021年度から2022年度にかけて大半の月で残業時間が100時間を超えていました。また別の職員も、休職者の業務を引き継いだことで通常の2倍近い132世帯を担当するなど、負担が極めて大きい状態でした。当時の担当課長2人は、こうした状況を把握しながら見過ごしたり、不適切な処理を黙認したりしていたということです。

千葉県の担当者は「業務量の増大が組織的な課題として共有されず、フォロー体制が不十分だった。業務ができなくてもやむを得ないという認識に陥っていた」と説明しています。県は今後、定期的なヒアリングの実施など再発防止策を講じるとともに、関係者の処分について検討を進めるとしています。

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地方公務員懲戒・不祥事
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