岡山県高梁市は2026年3月16日、市消防署の男性元職員に対して行った懲戒免職処分の取り消しを命じた岡山地裁の判決を不服とし、広島高裁へ控訴したことを明らかにしました。控訴の手続きは今月5日付で行われています。
この事案は、2022年8月に男性元職員が酒気帯び運転の容疑で逮捕(後に嫌疑不十分で不起訴)されたことを受け、市が同年11月に懲戒免職処分としたものです。これに対し、男性側が処分の取り消しを求めて提訴していました。
先月25日の岡山地裁判決では、男性が運転の数時間前に行った呼気検査で基準値以上のアルコールが検出されていなかった点に着目し、「酒気帯びの状態を認識していたとは認められない」と指摘。市の規定には飲酒運転の故意性が必要であるとして、処分を取り消す判断を示していました。
一方、高梁市側は「懲戒規定は過失の場合も含んでおり、故意に限定していない」などと主張し、控訴に踏み切りました。市は16日、開会中の3月定例市議会に控訴に関する専決処分の承認を求める議案を追加提案しており、25日に採決が行われる予定です。



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