同僚の机から現金盗んだ高知市職員を懲戒免職 業者22人から400万円超の借り入れも判明

高知市上下水道局の職員が同僚の現金を盗んだとして逮捕・起訴された問題で、市は3月6日付で、この職員を懲戒免職処分にした。

処分を受けたのは、高知市上下水道局下水道整備課の主任の男(42)。高知市によると、男は2025年9月13日から15日までの間と9月28日にかけて、市上下水道局の本庁舎内で同僚の机の引き出しから現金を盗んだとして逮捕され、その後、窃盗罪で起訴された。現在も裁判が続いている。

市は2025年9月29日、「お金がなくなった」との職員からの相談で事案を把握。出退勤の記録を調べたところ、男が前日の9月28日に午前4時50分ごろ出勤していたことが分かった。聞き取りに対し男は当初、「紛失については知りません。私は関係ないです」と関与を否定していたという。

その後、男は現金750円を盗んだ疑いで2025年10月15日に逮捕された。市が把握している被害額は、合わせて2800円だとしている。

さらに、逮捕の報道を見た民間業者からの連絡で、男が業務を通じて知り合った業者から個人的に金を借りていたことも判明した。市の調査では、2020年1月から2025年5月までの5年以上にわたり、民間業者22人から計437万円を借り入れていたことが確認された。このうち、上下水道局に配属された後は7人から計62万円を借りていたという。

市は、これらの行為が地方公務員法第33条の信用失墜行為の禁止に違反するとして、男を懲戒免職とした。また、当時の管理監督者4人を口頭厳重注意とした。

男は保釈後の市の聞き取りに対し、事案を認めて謝罪しているという。市によると、実家の貸家の修繕費や車の修理代などで借金が増え、経済的に困窮していたと説明している。

この事件の裁判では、男に拘禁刑1年が求刑されている。判決は3月10日に言い渡される予定。

同局の山本三四年(みよとし)管理者は「公務員の社会的信用を著しく失墜させるものであり、責任を重く受け止める。再発防止に取り組み、信頼回復に努める」とコメントした。

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窃盗・強盗地方公務員
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