踏切事故で入所者死亡 見守り怠った疑いで元施設職員を書類送検 東京・国立

東京都国立市のJR南武線の踏切で、知的障害者施設の入所者の男性が列車にはねられて死亡した事故で、警視庁は10日、施設の元職員の男(46)を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けています。捜査関係者への取材で分かりました。

事故は2025年3月8日午後3時ごろ、JR南武線の矢川駅と谷保駅の間の踏切で起きました。死亡したのは、社会福祉法人「滝乃川学園」が運営する施設に入所していた男性(当時48)です。

捜査関係者によりますと、元職員は当時、男性を含む知的障害のある6人を車で外出に連れて行き、午後2時56分ごろ現場付近に到着しました。しかし、男性に付き添うなど必要な見守りを行わず、踏切から約14メートル離れた車内で携帯電話を操作していたということです。

男性は電車を見ようとして踏切内に立ち入り、午後2時59分ごろ列車にはねられて死亡しました。

警視庁は、元職員が適切な付き添いを行わなかったことが事故につながったとみて、業務上過失致死の疑いで東京地検立川支部に書類送検しました。

元職員は容疑を認め、「男性が1人でも安全に電車を見られると過信していた。防ぐことのできた事故だったと思う。後悔してもしきれない」と話しているということです。

書類送検は、警察が任意の捜査結果や証拠資料を検察に送る手続きです。今後は東京地検立川支部が捜査し、起訴するかどうかを判断します。

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職務不正みなし公務員・団体職員
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