神戸市立医療センター西市民病院は2026年4月3日、過去の診療において画像診断の見落としがあり、神戸市内に住む70代の女性患者が死亡する医療事故が発生したと発表しました。
病院側の説明によりますと、女性患者は2024年5月、外傷の診断を目的に同院の整形外科を受診し、CT検査を行いました。その際、放射線科医がCT画像に写っていた腫瘤の影を見落としていたとのことです。女性患者は当時、頸椎骨折の治療のために別の病院で手術を受けました。
その後、2025年10月に女性患者が別の病院からの紹介で再び同院を受診した際、肺腺がんと診断されました。その過程で、2024年当時のCT画像を改めて確認したところ、同じ部位に影が写っていたことが判明し、見落としが発覚しました。
判明した時点でがんは進行しており、手術が不可能な状態でした。化学療法も試みられましたが、全身状態の悪化により継続が困難となり、苦痛を緩和する治療に切り替えられた後、女性患者は診断から2カ月後の2025年12月に死亡しました。
同院は再発防止策として、読影医と各診療科の医師によるダブルチェックの徹底や、AI読影支援ソフトのさらなる活用によるサポート体制の強化に取り組むとしています。



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