兵庫県は、薬局から提出された「調剤済麻薬廃棄届」の受理控えを、誤って別の薬局へ送付したと発表しました。
県によりますと2026年4月10日、神戸市内の薬局から提出された届出の受理控えを、本来の送信先とは異なる薬局に送信したということです。書類を受け取った薬局が神戸市保健所へ連絡したことで、事態が判明しました。
誤送信された廃棄届には、患者の氏名や処方された医薬品名、薬局担当者の氏名、およびメールアドレスが記載されていました。対象となった医薬品は医療用麻薬に分類される鎮痛剤で、患者が服用せず残ったものを薬局が回収して廃棄したものでした。こうした廃棄については、麻薬及び向精神薬取締法により、30日以内に都道府県知事へ報告することが義務付けられています。
原因について兵庫県は、システムの自動宛先設定を、人事異動で新たに担当となった職員が手動で操作した際、入力を誤ったと説明しています。
兵庫県は、誤送信先の薬局に対して謝罪と情報の破棄確認を終えており、今後は患者本人にも謝罪を行う方針です。県は「事務処理手順の再検討と個人情報保護への意識向上を図り、再発防止を徹底する」とコメントしています。


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