沖縄県うるま市の社会教育部長を務めていた昨年8月、沖縄本島中部で面識のある20代女性にわいせつな行為をした後、走行中のタクシー内で性的暴行を加えたとして、不同意わいせつと不同意性交の罪に問われた沖縄市に住む被告(53)の第3回公判が22日、那覇地裁沖縄支部(梶浦義嗣裁判長)で開かれました。
被告は不同意性交罪の起訴内容について否認しています。被告人質問の中で、当時は酒に酔っていたとして「覚えていない」との説明を繰り返しました。
弁護人から酒癖について質問されると、事件の前から自宅以外で飲酒した際に記憶をなくすことがあったと説明しました。過去の酒席において、女性に対して「結婚したら?」や「化粧が濃いんじゃない?」などと発言し、知人からセクシャルハラスメントにあたると指摘を受けたことがあることも明かしました。
被告は初公判において、起訴事実について「積極的に争おうとは考えていない」と述べていましたが、その後に一部否認へ転じています。被告人質問では、初公判でそう発言した理由について「被害者が嘘をつくとは思えなかった」と述べました。第2回公判で不同意性交罪を否認したことについては、弁護人の助言もあったためであるとし、性的暴行があったとされるタクシー内を含めて当時の記憶はないと主張しました。
一方で、被害に遭った女性に対しては「体も心もすごく傷つけてしまって、大変申し訳なく思う」と謝罪の言葉を述べました。
女性への性的暴行などの罪に問われたうるま市教委元部長の男に拘禁刑4年の実刑判決
沖縄県うるま市教育委員会で社会教育部長を務めていた53歳の男が女性に性的暴行をした罪などに問われた裁判で、那覇地方裁判所沖縄支部は9月18日、拘禁刑4年の実刑判決を言い渡しました。
被告の男は2025年8月、同県沖縄市内にあるホテルの敷地内で面識のある20代の女性の胸をもむなどのわいせつな行為をしたうえ、別の場所に移動する車内で性的暴行をした罪に問われていました。男は「酒に酔っていて覚えていない」などと供述し、性的暴行については否定していました。
18日の判決で、那覇地方裁判所沖縄支部の梶浦義嗣裁判長は女性の証言には信用性があると認め、不同意性交等罪の成立を判断しました。そのうえで「性的欲求の赴くまま被害者に身体的精神的苦痛を与えた悪質な犯行」として、男に拘禁刑4年の実刑判決を言い渡しました。

