熊本県熊本市に寄せられる市民からの苦情について調査を行う「熊本市オンブズマン」は、昨年度における特別障害者手当の再認定手続きにおいて、市の対応に不備があったことを明らかにしました。
オンブズマンの発表によると、手当の受給者は寝たきりの状態であり、医療機関を受診することができない状況でした。しかし、市は診断書が提出されなかったことを理由に支給を停止したとのことです。受給者の親族から代替手段に関する相談があった際にも市が対応しなかったことなどを挙げ、オンブズマンは「診断書の提出を求めるだけの業務執行には不備があった」と指摘しました。これを受け、市は対応ができる指定医を案内する形へと運用を改めています。
オンブズマンを務める三藤省三弁護士らは4日、昨年度の運営状況に関する報告書を大西一史市長へ提出しました。昨年度の申し立て件数は2012年度以降で最も少ない36件となっており、三藤弁護士は、研修などの取り組みを通じて職員による対応の丁寧さが向上していることが影響しているのではないかと分析しています。

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