沖縄県平和祈念資料館の職員が閉館時間を理由に沖縄戦体験者の講話打ち切りを促す | 公務員ニュース

沖縄県平和祈念資料館の職員が閉館時間を理由に沖縄戦体験者の講話打ち切りを促す

沖縄県糸満市にある沖縄県平和祈念資料館で9日、同館の職員が閉館時間を理由として、沖縄戦の体験者による講話を打ち切るよう促していたことが分かりました。当日は、沖縄戦体験者の玉木利枝子さん(92歳)が、修学旅行で沖縄県を訪れていた香川県の中学生約110人に向けて戦争体験を語っていました。

資料館の閉館時間は午後5時で、同館によると9日の講話の利用申請は午後4時から5時までとなっていました。琉球新報の取材に対し、資料館の大城友恵館長は「配慮が足りなかった。中学生の皆さんや玉木さんを当惑させてしまい、深く反省している」と謝罪しています。

同館の説明では、6月23日の「慰霊の日」に向けた夜間の特別清掃を閉館後に予定していたこともあり、午後5時5分ごろに退館を促し、午後5時17分ごろに中学生が同館を出たとのことです。玉木さんによると、職員は終了時間であることを告げ、室内の扉を開けて回ったということです。

玉木さんは「初めての経験だ」と打ち切りに驚きを示し、「時間内に講話を終えられず申し訳ない。ただ、県外からわざわざ来てくれた方々に、もう少し配慮があっても良かった」と述べました。玉木さんは講話の最後に、最も伝えたかったという平和の尊さを語ろうとしていましたが、中学生に伝えることはできませんでした。しかし、講話の後に泣きながら握手を求める生徒もいたとのことで、玉木さんは「思いは十分伝わったかな」と振り返っています。

今後の対応について、大城館長は「来館者の利用満足度を向上できるように検討していきたい」と話しています。

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