119番通報の内容を家族に伝達 吉川消防署の課長級職員を減給処分

埼玉県の吉川松伏消防組合は3月17日、職務上知り得た119番通報の内容を家族に伝えたとして、吉川消防署の課長級の50代男性職員を減給1か月の懲戒処分としたと発表しました。処分は3月16日付です。

消防組合によりますと、男性職員は昨年12月上旬の夜、当直指令として夜間勤務の責任者を務めていました。その際、親族に関する救急要請の119番通報が入ったことを知り、指令室内で自身の携帯電話を使用して家族に連絡し、「救急車が親族のもとへ向かうのでそちらへ行ってほしい」といった内容を伝えたということです。

この行為を見ていた複数の職員が翌朝、上司である指令室長に報告しました。しかし、指令室長が本人に事情を聞いたのは約3週間後だったほか、その後の注意喚起や対応策も十分に取られていなかったとされています。

そのため、消防組合は管理監督責任を問い、吉川消防署長と指令室長の2人を戒告の処分としました。

男性職員は消防組合の聞き取りに対し、「救急要請に動揺した」などと説明し、事実関係を認めているということです。

吉川松伏消防組合の黒田信浩消防長は「市町民の皆さまの信頼を損ない心よりおわびする。法令順守と適正な業務遂行を徹底し、再発防止に取り組む」とコメントしています。

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消防懲戒・不祥事
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