大阪府警は3月19日、交際相手との性行為を撮影した動画をSNSに投稿するなどしたとして、羽曳野署交通課に勤務していた26歳の男性巡査をわいせつ物頒布などの疑いで書類送検し、懲戒免職処分としたと発表した。
捜査関係者によると、巡査は2024年11月から2025年9月ごろにかけて、交際していた女性2人との性行為を撮影した動画など計40点をSNSに投稿した疑いが持たれている。動画はSNSを通じて販売され、約15万円の利益を得ていたとされる。府警の調べに対し巡査は「もっとお金を稼ぎたいと思った」などと話し、容疑を認めているという。
また、この巡査は2024年6月と8月、走行中の電車内で女性のスカート内を盗撮した疑いでも、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで書類送検されている。
さらに大阪府警は、府警OBに捜査情報を漏らすなどしたとして逮捕・起訴され、公判中となっている羽曳野署地域課の警部補、草川亮央被告(56)についても懲戒免職処分とした。
府警によると、草川被告は2014年以降、OBからの依頼に応じて他人の個人情報を取得するなど、計289件の不正な照会に関与した疑いがある。このうち26件について立件されているという。
大阪府警監察室の国井栄次監察室長は「言語道断の行為であり厳正に処分した。再発防止に努める」とコメントしている。
大阪府警の元警部補に執行猶予付き有罪判決 捜査目的と偽り個人情報を漏洩
捜査目的であると偽って取得した個人情報を大阪府警のOBに漏洩したなどとして、地方公務員法の守秘義務違反などの罪に問われた元大阪府警羽曳野署の警部補、草川亮央被告(57)=懲戒免職=の判決公判が2026年6月26日、大阪地裁(大阪府大阪市)で開かれました。伊藤寛樹裁判長は、草川被告に対し懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡しました。
判決によりますと、草川被告は羽曳野署に勤務していた2025年2月、かつての同僚である警察OBの行政書士の男(69)からの依頼を受け、虚偽の「捜査関係事項照会書」を用いて金融機関から第三者の口座取引明細や預金残高などの情報を取得し、男に漏洩しました。さらに、捜査の必要性がないにもかかわらず、元交際相手の知人女性に関する個人情報を区役所に照会して入手していました。情報提供を依頼した警察OBの男は、同法違反のそそのかしの罪で有罪判決を受け、既に確定しています。
伊藤裁判長は判決理由の中で、実在する捜査活動に紛れ込ませる手法で不正を長期間にわたり繰り返していた点を挙げ、「規範意識の乏しさ」があり悪質であると指摘しました。一方で、情報漏洩などによる具体的な実害は発生していないと認められることから、執行猶予付きの判決としたということです。



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