三重県伊賀市の伊賀消防署で、火災現場に出動したタンク車が水を積んでおらず、放水ができない事態が発生していたことが市消防本部への取材で分かりました。
市消防によりますと、3月15日午前9時20分ごろ、伊賀市一之宮の休耕田で「煙が出ている」との119番通報があり、1.5トンの水を積載できるタンク車1台が現場に急行しました。午前9時40分ごろに放水を開始しようとした際、タンクが空であることに気付き、現場から応援を要請したということです。
その後、応援に駆けつけた消防車が午前10時ごろから放水を行い、約10分後に火は消し止められました。この火災によるけが人はありませんでしたが、休耕田約3500平方メートルが焼けました。
原因について市消防は、当該のタンク車が3月12日に車検のため水を抜き、翌13日に戻ってきた際、注水を失念していたと説明しています。これまでの点検項目では、待機中の車両は常に満水であることを前提としていたため、毎朝の点検事項に水量計の確認が含まれていなかったとのことです。
伊賀市消防本部は、放水の遅れにより延焼面積が広がった可能性があるとして、今回の件を「重大なインシデント」と捉えています。今後は水量計の目視を毎日の点検事項に加えるなど、再発防止を徹底するとしています。



コメント