福岡県教育委員会は26日、勤務歴を偽って教員採用試験に出願し、虚偽の経歴に基づいた給与を受け取ったとして、福岡教育事務所管内の中学校に勤務する30代の男性講師を懲戒免職処分にしました。
県教委によりますと、この男性講師は2026年度の福岡県公立学校教員採用候補者選考試験に出願する際、実際にはない教員としての勤務歴を虚偽の書類で申告しました。さらに、これまでの講師としての勤務においても、虚偽の申告に基づいた給与を不正に受給していたことが判明しています。
県教委は今回の事態を重く受け止め、男性講師を懲戒免職とするとともに、偽造私文書行使などの容疑で福岡県警に告訴状を提出しました。
教員採用試験の優遇措置めぐり勤務証明書を偽造した元中学校講師の男が初公判で起訴内容を認める
福岡県の教員採用試験に合格した後、偽造した勤務証明書を提出したとして有印私文書偽造・同行使などの罪に問われている元中学校講師の男の初公判が10日、福岡県福岡市にある福岡地裁で開かれ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、有印私文書偽造などの罪に問われているのは、2026年3月まで福岡県春日市立の中学校で常勤講師を務めていた無職の男性被告(34)です。被告は2025年11月、実際には福岡県外の私立学校などで講師としての勤務経験しかなかったにもかかわらず、正規の教諭として6年間勤めていたとする虚偽の勤務証明書を作成し、福岡県教育庁(県教委)に提出したとされています。
検察側は冒頭陳述などで、被告は「正規教員として3年以上の勤務経験があること」を条件に1次試験が免除される特別選考枠で受験し、2025年9月に採用試験に合格していたと指摘しました。その上で、収入を安定させて正規の教員になる目的があり、合格した後に免除条件との整合性を保つために勤務証明書を偽造・提出したと主張しています。
次回の裁判は7月17日に予定されています。



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