長崎県議会は2026年3月30日、定例会の本会議において、外間雅広議長に対する不信任決議案を賛成多数で可決しました。この決議に法的拘束力はなく、外間議長は辞任せず続投する意向を表明しています。
不信任決議案は、自民党の一部議員や他会派の議員ら計25人が連名で提出したものです。主な理由として、2月に行われた長崎県知事選挙において外間議長が当時現職の大石賢吾氏を支援したことや、選挙期間中の公務を欠席したことなどが挙げられています。提出側は「議長が特定の政治的利害で動いているとの疑念を抱かせ、県議会への信頼を揺るがした」と指摘しました。
討論では、自民党の前田哲也議員が「特定の候補を応援することが地位の利用にはあたらない」と反対意見を述べましたが、採決の結果、出席した38人のうち27人が賛成に回りました。
閉会後、外間議長は報道陣の取材に対し「決議には納得のいかない部分もある」とした上で、今後も議長としての職責を果たしていく考えを示しました。
なお、同日の本会議では、退任する浦真樹副知事の後任に中尾正英総務部長を起用する人事案など、計70議案が可決され閉会しています。
長崎県議会の議長が辞職願を提出 情報漏洩の指摘を受け引責
長崎県議会において、外間雅広議長が2026年6月8日付で議長の辞職願を提出したことが、同日開催された議会運営委員会で報告されました。
外間氏は2025年7月から議長職を務めていますが、6月定例議会に提出される予定の一般会計補正予算案に関し、公式発表前の情報を特定の報道機関へ漏洩したのではないかとの指摘を受けていました。
外間氏は取材に対し、自身の進退によって議会を停滞させることなく、今後の議事進行を円滑に進めるために辞職を決意した旨を説明しています。
議長の辞任については、2026年6月15日に開かれる本会議で正式に決定され、同日中に後任の議長が選出される見通しです。
長崎県議会6月定例会が開会し自民党会派の徳永達也議員が第71代議長に選出
長崎県議会の6月定例会が15日午前10時に開会し、同日付で外間雅広議長が辞職したことに伴う議長選挙の結果、自民党会派の徳永達也議員が新たな議長に選出されました。
辞職した外間議員は「一部の報道機関に情報を公表前に公表させてしまった。この道義的な責任を確立するために、議長として職を辞することといたしました。誠に軽率でした」とコメントしています。議長選挙では、徳永議員が46票のうち45票を獲得し、第71代議長に就任しました。徳永新議長は「公正かつ円滑な議会運営に努める所存」と述べています。
今定例会には、一般会計補正予算案などを含む計30の議案が提出されました。平田研知事にとって就任後初の本格式な編成となる今回の補正予算案は、総額約698億円となっています。平田知事は「人口の増減に左右されにくい安定した地域経済の基盤づくりと、誰もが安全・安心に暮らせる地域社会を守り、次の世代へ確実に引き継いでいくことが県の責務であると考えております」と説明しました。
会期は7月9日までとなっており、中東情勢の影響に伴う物価高騰への対策についても、国の交付金を活用して追加提案される見通しです。



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