酒気帯び運転と事故不申告の罪に問われている那須町寺子乙在住の元栃木県議会議員、小林達也被告(58)の初公判が3月2日、宇都宮地方裁判所大田原支部で開かれ、検察側は拘禁刑5カ月を求刑し、審理は即日結審した。
起訴状などによると、小林被告は2026年1月24日午前3時ごろ、那須町の県道で酒気を帯びた状態で車を運転し、中央分離帯やガードレールに衝突する単独事故を起こしたにもかかわらず、警察に報告しなかったとされる。
公判で小林被告は起訴内容を認めた。被告人質問では、宿泊施設を予約していたが荷物を取りに駐車場へ戻った際に「酔いがさめたと判断し、気が変わって車を運転して那須町に戻った」と述べた。裁判官から有権者に対する言葉を問われると、「地域の方、応援してくれた方に申し訳ないことをした」と声を震わせながら話した。
検察側は、当時議員という公的立場にありながら安易に酒気帯び運転に及び、交通法規を軽視する態度が顕著だったと指摘。重大事故につながりかねない行為で強い非難は免れないとして拘禁刑5カ月を求刑した。
弁護側は、当初は宿泊する予定だったことや、事故後に後続車に追突されないよう手を振って合図するなどしたこと、すでに社会的制裁を受けていることを挙げ、執行猶予付き判決を求めた。
判決は3月19日に言い渡される予定。




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