消防団詰所のガソリン約1180リットルを私的流用 宇和島市の消防団員を懲戒免職

愛媛県宇和島市は9日、消防団詰所に保管されていたガソリンを繰り返し抜き取り私的に使用していたとして、50代の男性消防団員を懲戒免職にしたと発表しました。市は警察に被害届を提出しており、警察が窃盗事件として調べています。

宇和島市によりますと、この消防団員は今年1月までの約3年8か月の間に、消防団詰所にある車両や携行缶からガソリンを28回にわたり抜き取り、自分の車に入れていたということです。盗んだ量は推定で約1180.5リットル、被害額は約21万3000円に上ります。

2022年5月ごろからガソリンの請求額が増え、不自然な減り方をしていることが分かったため、市は警察に窃盗の疑いで被害届を提出しました。その後、詰所に防犯カメラを設置したところ、今年1月にこの消防団員がガソリン入りの携行缶を持ち出す様子が確認されました。警察が提出された映像をもとに調べた結果、自宅で持ち出しに使われたとみられる携行缶も見つかったということです。

この消防団員は当初、市の聞き取りに対して関与を認めていませんでしたが、今年に入り「生活費を浮かせるためにやった」と話しているということです。

宇和島市は6日付でこの消防団員を懲戒免職としました。宇和島市消防団長は「市民の信頼を裏切る結果となり誠に申し訳ない」とコメントしています。

被害額は現在も弁済されておらず、市は今後、運転日報の記入を徹底するなど、ガソリン管理の強化と再発防止に取り組むとしています。

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窃盗・強盗消防
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