熊本県熊本市中央区で車に衝突する事故を起こしたあと現場から立ち去ったとして、八代広域消防本部に勤務する20代の男性消防士が関与していることが分かりました。警察が任意で調べています。
関係者によりますと、男性消防士は2026年1月18日午前4時ごろ、熊本市中央区の駐車場から車で出る際、停まっていた車に衝突する事故を起こしました。車に人は乗っておらず、けが人はいませんでした。
消防士は警察に通報せず、そのまま現場を離れたということです。さらに近くにある熊本市電の電停に設置された表示板にも衝突していたとみられています。
聞き取りに対し、男性消防士は「飲酒はしていなかったが、職場で悩みがあり精神的に不安定だった。薬を飲みすぎて意識があいまいなまま運転した」という趣旨の説明をしているということです。
警察は当時の状況などについて任意で捜査を進めています。八代広域消防本部は「現在調査中で、事実が確定次第、厳正に対処する」とコメントしています。
熊本県八代広域消防本部の20代男性消防士が飲酒運転と当て逃げで懲戒免職処分
熊本県八代広域消防本部は2026年5月18日、飲酒運転をして物損事故を起こした後に現場から立ち去ったとして、鏡消防署に所属する20代の男性消防士を懲戒免職処分にしたと発表しました。また、管理監督者である署長ら3人についても同日付で訓告処分としています。
消防本部によりますと、男性消防士は2026年1月18日の午前4時30分ごろ、酒を飲んだ上に多量の睡眠改善薬などを服用した状態で、熊本県熊本市中央区の駐車場から自身の乗用車を約3.7キロメートルにわたって運転しました。その際、駐車場内で他の車に衝突する物損事故を起こしたにもかかわらず、警察への通報や乗員の確認といった必要な措置をとらずに現場から走り去ったとされています。
男性消防士は事故当日の午前1時30分ごろまでに酒を10杯ほど飲んでいたとみられ、事故の後は車内で仮眠をとり、夜が明けてから熊本県宇土市内にある修理業者へ自ら車を預けていました。
警察からの連絡を受けて消防本部が事情聴取を行った際、男性消防士は当初、飲酒運転を否定していましたが、その後に事実を認めたということです。警察は道路交通法違反の疑いで捜査を続けています。
今回の処分について八代広域消防本部の消防長は、住民の信頼を著しく低下させたとして深く謝罪し、飲酒運転の撲滅や服務規律の確保に向けた取り組みを強化して再発防止に努めるコメントを出しています。



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