美唄市の公共工事をめぐる贈収賄と横領事件で、元市職員の本田強志被告(54)に対し、札幌地方裁判所は3月13日、懲役2年6か月と追徴金約85万円の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、本田被告は市の上下水道課で係長や課長補佐を務め、工事入札の価格積算などを担当していました。2021年7月以降、市が発注した工事6件で、業者に非公開の最低制限価格を伝えた見返りとして、約85万円相当の沖縄旅行費用を負担させたとされています。
旅行は2024年11月に4泊5日の日程で行われ、航空券代や高級ホテル代などが業者側の負担でした。被告や部下、業者の幹部ら計4人で参加したということです。
公判では、旅行は本田被告が提案したとされ、飛行機はファーストクラス、ホテルは高級クラスを希望していたと証言されました。被告は法廷で「接待を受けてはいけないと分かっていたが、欲に負けた」と述べています。
さらに本田被告は、知人が経営する会社と共謀し、工事費を水増しして市に支払わせる背任行為にも関与したとされています。水増しされた資金の一部は被告側に還元されたとされ、車の購入費の一部やタイヤなどを受け取っていたことも公判で明らかになりました。
本田被告は動機について「欲があった。悪いことだと自分を律することができなかった」と話しています。




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