京都地裁は3月12日、覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた20代女性の被告に無罪を言い渡した。検察側は懲役2年を求刑していた。判決は13日までに明らかになった。
判決によると、事件は昨年5月に京都府宇治市で起きた。交番を訪れた女性に対し、薬物使用の疑いを持った警察官が職務質問を行った。女性は任意の尿検査には同意したものの、捜査車両には乗らず、歩道にしゃがみ込んだという。
このため警察官4人が女性を担ぎ、交番内まで運んだ。その後に行われた尿検査で覚醒剤の成分が検出された。
しかし裁判所は、逮捕状などの令状がないまま女性を担いで交番に連れて行った行為は違法と判断した。こうした経緯で実施された尿検査は証拠として認められないとし、女性に無罪を言い渡した。


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