明治大教授が大学側を提訴 昇格審査めぐるパワハラで急性ストレス障害と主張

明治大学国際日本学部の教授が、教授昇格の審査を巡って学部長や学科長からパワーハラスメントを受け、急性ストレス障害を発症したとして、大学などに対しおよそ410万円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。提訴は9日付です。

訴えを起こしたのは、同学部の小谷瑛輔教授です。訴状などによりますと、小谷教授は2024年10月から2025年1月にかけて、当時准教授だった男性の教授昇格を審査する主査を務め、学科長や他の教員とともに研究業績の審査報告書を取りまとめていました。

小谷教授は、対象となった男性の研究実績について「学術論文ではなく書評が中心で、昇格の根拠となる学術成果としては乏しい」と判断したとしています。また、審査報告書の記載内容が先行研究を列挙しないなど不十分だったため、学科長に断ったうえで文案を書き直したとしています。

しかしその後、学部長から呼び出されて文案の修正を厳しく叱責されたほか、退職を迫られるなどのパワーハラスメントを受けたと主張しています。これにより吐き気や手の震えなどの症状が現れ、休職を余儀なくされたとしています。なお、審査対象だった准教授の教授昇格はその後確定したということです。

小谷教授は「大学は研究業績の評価を内部で行うため、ハラスメントが起きやすい構造がある。大学側は十分な対策を取ってこなかったため、内部での解決は難しいと判断し、司法の場で問うことにした」とコメントしています。

一方、明治大学は「訴状が届いておらず、事実関係を確認できていない」としています。

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教職員ハラスメント
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