いわき市総合体育館で拾得金を20年間不適切処理 職員の親睦会費などに充当

福島県いわき市の「いわき市総合体育館」において、利用者が紛失した現金などの落とし物が、約20年間にわたり不適切に処理されていたことが分かりました。

施設を管理・運営する「市公園緑地観光公社」によりますと、体育館の職員らは、届け出のあった現金を警察に提出せず、事務所内で保管する不適切な取り扱いを常態化させていました。蓄積された現金は、退職する職員への花束代や忘年会の費用などに充てられていたということです。

この問題は、2026年3月16日の内部通報により発覚しました。公社の調査では、管理が始まった2006年度からこうした運用が続いていたことが判明しています。背景には、遺失物法に基づく適切な取り扱いのマニュアルが整備されておらず、職員への研修も窓口対応や電話応対のみで、落とし物に関する指導が一度も行われていなかった実態がありました。

公社は事態を重く受け止め、3月21日に対応マニュアルを策定し、職員への周知を図りました。また、関係する役職員計6人の懲戒処分を検討しており、3月中にも減給などの処分内容を決定する見通しです。

いわき市の内田広之市長は24日の記者会見で、調査の徹底を求める考えを示しました。長年親しまれてきた公共施設での信頼を損なう事態に、市民の間で波紋が広がっています。

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窃盗・強盗みなし公務員・団体職員
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