埼玉県立小児医療センターの医療事故調査委員会が初会合を開催(続報あり) | 公務員ニュース

埼玉県立小児医療センターの医療事故調査委員会が初会合を開催(続報あり)

埼玉県さいたま市の埼玉県立小児医療センターにおいて、白血病治療の過程で10代の男性患者が亡くなるなどの事案が発生しました。これを受け、同センターの医療事故調査委員会は2026年4月22日に初めての会合を開きました。

この調査委員会は、外部の医師を含む13人の委員で構成されています。会合では、事案に至った経緯やセンター側によるこれまでの調査結果などが報告されました。委員会は今後、事故の検証を通じて再発防止に向けた提言をまとめる方針です。

事案の発生後、同センターでは脊髄周辺に抗がん剤を投与する「髄腔内注射」を中止しており、白血病の患者35人を他の医療機関へ転院させるなどの対応を行いました。また、新規の白血病患者の受け入れも現在は停止しています。

会合後の記者会見で、同センターの岡明病院長は、他病院の協力に対して深く感謝の意を示すとともに、一連の事態について謝罪しました。

埼玉県立小児医療センターの医療事故で調査委が報告書案を取りまとめへ

埼玉県さいたま市中央区にある埼玉県立小児医療センターで、白血病の治療中だった10代の男性患者が抗がん剤を脊髄の周辺に注射された後、神経症状を発症して2026年2月に死亡する事案がありました。また、10歳未満の男児ら4人にも麻痺などの症状が確認されています。

死亡した男性の体内からは、本来の治療手順では使用されない薬液「ビンクリスチン」が検出されており、これが神経症状を引き起こした原因とみられています。

医療センターの発表によると、外部の有識者で構成される医療事故調査委員会が5月27日に第3回会合を開催しました。委員からは「調査や検証を尽くしたものの、ビンクリスチンが混入した経緯を特定することは困難である」との意見が出されたとのことです。

調査委員会は今回の意見を踏まえて報告書の案をまとめ、遺族らへの説明を行った上で内容を公表する方針を示しています。

埼玉県立小児医療センターで抗がん剤混入の可能性 医療事故調が報告書概要を発表

埼玉県さいたま市中央区にある埼玉県立小児医療センターで、白血病の患者5人が抗がん剤の髄腔内注射を受けた後に神経症状を発症した事案について、同センターは2026年6月12日、医療事故調査委員会がまとめた報告書の概要を発表しました。この事案では、本来使用されるはずのない薬剤「ビンクリスチン」が髄液から検出された1人が死亡し、2人が重体となっています。報告書では「薬の調製時にビンクリスチンが混入した可能性を否定できない」とされています。

発表された概要は2ページで、事故調査委員会の委員を兼ねる中沢温子臨床研究・治験センター長と、岡明病院長が記者会見を行って説明しました。

発表によりますと、ビンクリスチンが通常の投与方法である静脈内投与によって中枢神経に移行することはきわめて限定的であるとされています。そのため、髄腔内注射時に使用された薬に「混入した可能性が高い」と指摘されました。混入の経路を特定する客観的な証拠は確認されなかったものの、薬の調製時に「ビンクリスチンとの空間的分離がなされていない工程があった」ことや、「複数名によるリアルタイムの相互確認体制も整備されていなかった」ことが指摘され、調製時に混入した可能性を否定できないとしています。

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