熊本市は22日、東区役所が管理している生活保護受給者1人分の生活保護台帳1冊を紛失したと発表しました。この台帳には戸籍や申請書などの個人情報がまとめられていました。紛失は昨年7月に判明していましたが、その後も約9ヶ月間にわたり適切な捜索を行わず、国や庁内の関係部署への報告も怠っていたということです。熊本市では個人情報の紛失や流出事案が相次いでいます。
東区役所によると、昨年7月下旬に担当職員が該当する受給者の保護費を変更する手続きの際、台帳がないことに気づきました。担当課の全職員約40人にはチャットでこの情報が共有されましたが、課長が捜索を指示するなどの適切な対応は取られませんでした。
その後、今年4月に西区役所で生活保護関連書類の紛失事案が発覚したことを受けて、組織的な捜索を実施しました。台帳は最後に使用された昨年1月以降に紛失したとみられています。
東区役所では約3000冊の台帳を管理しています。東区役所保健福祉部の大田就久部長は、どこかに紛れ込んでいるだけで紛失ではないと認識していたとし、見つからなかった昨年7月の時点で適切に対応すべきであったこと、また紛失を重大事案とする認識が不足していたと釈明しました。
また熊本市は同日、個人情報が記載された「市障がい者福祉タクシー利用券」の交付申請書2人分について、本年度に紛失していたこともあわせて発表しました。


コメント