愛媛県大洲市の一般廃棄物収集業務をめぐる行政処分への介入で、業者から現金100万円の賄賂を受け取ったとして、大洲市議会議員が警察にあっせん収賄の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、大洲市北只に居住する大洲市議会議員の村上常雄容疑者(67)です。
警察の捜査によりますと、村上容疑者は2025年9月、一般廃棄物処理業の実質的経営者である男性から、廃棄物の搬入に関する許可取り消しといった行政処分を回避するため、市の職員へ働きかけるよう依頼を受けました。これに応じた村上容疑者は、大洲市の職員に対して処分を行わないよう働きかけ、その報酬として男性から現金100万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。警察は容疑者の自宅を家宅捜索しましたが、捜査への支障を理由に村上容疑者の認否は公表していません。
働きかけを依頼した男性の会社は、大洲市から家庭ごみの収集業務を委託されていました。しかし2025年、会社や飲食店などから回収した事業系一般廃棄物を混在させた状態で大洲市環境センターへ搬入していたことが判明し、委託契約違反として市から聞き取り調査を受けていたとのことです。警察は、賄賂を渡したこの男性についても贈賄の疑いで任意による捜査を行っています。
この逮捕を受け、大洲市の二宮隆久市長は、市議会議員から職員への働きかけがあったとされる事態を大変重く受け止めていると言及し、今後は職員に対して実際にどのような働きかけが行われたのかを調査する方針を示しました。また、大洲市議会の新山勝久議長は、事実であれば誠に遺憾であり深くお詫び申し上げる旨のコメントを出しています。
愛媛県大洲市のあっせん収賄容疑事件で逮捕された市議会議員が辞職
廃棄物に関連する市の委託業者へ行政処分を行わないよう市側に働きかけたとして、あっせん収賄の容疑で逮捕された愛媛県大洲市議会の議員が辞職しました。大洲市議会が8日に開会した6月定例会の本会議において報告したものです。
辞職したのは、市議会議員を7期務め、会派「市民クラブ」に所属していた村上常雄容疑者(67)です。村上容疑者は6日に、新山勝久議長宛てに議員辞職願を提出し、その辞職が許可されたということです。



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