交差点で一時停止を行わず、停車を求めた警察官を投げ倒したなどとして公務執行妨害などの罪に問われていた、和歌山県警の元警察官である男性被告(67)の判決公判が2026年6月4日、和歌山地裁田辺支部で開かれました。広瀬一平裁判官は「暴行があったとは認められない」として無罪(求刑・懲役1年)を言い渡しました。また、あわせて問われていた道路交通法違反の罪については公訴を棄却しました。
広瀬裁判官は判決の中で暴行の事実を否定したほか、捜査機関が証拠として提出した映像に対して作画を施した可能性についても言及しました。
起訴状などによりますと、男性は2025年2月23日の午前、和歌山県田辺市にある農産物直売施設において、田辺警察署に所属する20歳代の女性警察官を投げ倒すなどの暴行を加えたとして起訴されていました。男性が運転する乗用車が施設近くの路上で一時停止をしなかったとして、パトカーに乗務していた警察官が追尾して呼び止めたところ、施設内で暴行に及んだとされていました。これに対し男性は「腕を振り払っただけ」と主張し、一貫して容疑を否認していました。


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