熊本県大津町の保育園に勤務していた当時、園児2人に対して性的暴行やわいせつな行為に及んだとして、強制性交と強制わいせつの罪に問われた男の裁判が5日、熊本地裁でありました。今泉裕登裁判長は「保育士の立場を悪用した卑劣な犯行」として、男に懲役6年(求刑懲役7年)の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、熊本県菊池郡大津町美咲野に住む無職の林信彦被告(54)です。
判決などによりますと、林被告は2018年秋ごろから2022年3月ごろにかけ、被害者が13歳未満であると知りながら、園児の女の子2人に対してそれぞれ数回にわたり性的暴行やわいせつな行為をしたとされています。林被告は3月の初公判で「到底許されないことをしたと自覚している」と述べ、起訴内容を認めていました。
5日の判決公判で今泉裁判長は、林被告が保育士という自身の立場を悪用し、2人が自身を慕っていることや性的意図を理解できない年齢であることに乗じて犯行に及んだと指摘しました。さらに「人格を無視した大胆で卑劣極まりない犯行」であるとし、被害の記憶が健全な成育にさらなる悪影響を及ぼすことも懸念され、実刑は免れないと判決理由を述べました。
なお、林被告が勤務していた保育園は、昨年12月に同被告を懲戒解雇処分にしています。



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