群馬県は1日、2025年度に実施した国庫補助事業の事務手続きにおいて誤りがあり、本来国から支給されるはずであった交付金1000万円を受け取れず、歳入不足が発生したと発表しました。
県によりますと、国の「新しい地方経済・生活環境創生交付金」を導入し、有機農業への新規就農者支援や乳牛舎のデジタル化を進める事業を行いました。しかし、事業の完了後に国へ提出する実績報告の金額をまとめる際、農業構造政策課の担当者が「1090万4000円」と記載すべきところを「109万400円」と誤って入力しました。さらに、農林大学校の担当者も「25万円」とすべき数値を「2万5000円」とし、それぞれ1ケタ少なく報告してしまったということです。これにより計1003万8600円の歳入不足が生じる結果となり、県は全額を一般財源から補填して穴埋めする方針を示しています。
これらの入力作業は、それぞれ別の職員が確認を行っていましたが、実際の帳簿と照らし合わせる点検を怠ったため、間違いを見落としていたとのことです。5月になってからこのミスが発覚したものの、すでに国への修正申請などの対応が可能な期限を過ぎていたということです。
県は今後の再発防止策として、データの入力内容を声に出して読み合わせるほか、帳簿とパソコンの入力画面を直接突き合わせて確認するなど、チェック体制の強化を図るとしています。
山本一太知事は3日に開かれた定例記者会見の中で、「ミスが起きたことを反省しなければならない。県民の皆さまに申し訳ない」と述べ、謝罪しました。



コメント