兵庫県警は13日、女性警察官の自宅に侵入したとして、住居侵入の疑いで県警警務課付の警部、篠田敦志容疑者(55)を逮捕しました。
逮捕容疑によりますと、篠田容疑者は2024年11月25日から2025年1月30日までの間、兵庫県三田市に住む20代の女性警察官の自宅に、何らかの方法で侵入した疑いが持たれています。
事件発覚のきっかけは今年3月、当時篠山署の交通課長だった篠田容疑者が、署内の女性更衣室にいるところを別の署員に発見されたことでした。報告を受けた上司が調査したところ、篠田容疑者のカバンから約10センチの小型カメラが見つかり、その中に女性警察官の自宅内部を撮影した動画が残っていたということです。
女性は侵入に気づいておらず、動画に女性の姿が映っていなかったことなどから、篠田容疑者は女性の不在時を狙って侵入を繰り返していたとみられています。警察の調べに対し、篠田容疑者は「事実について間違いありません」と述べ、容疑を認めています。
兵庫県警の大上健二監察官室長は「幹部警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。
勤務先警察署の女子更衣室に侵入した疑いで元交通課長の55歳警部を追送検 兵庫県警
勤務していた警察署の女子更衣室に侵入したとして、兵庫県警が建造物侵入の疑いで、篠山署の交通課長だった警部の篠田敦志容疑者(55)=住居侵入罪で起訴=を追送検したことが15日、捜査関係者への取材で分かりました。追送検は12日付です。
捜査関係者によりますと、追送検の容疑は3月、兵庫県丹波篠山市にある篠山署の女子更衣室に正当な理由なく立ち入った疑いです。署員と鉢合わせしたことで事態が発覚しました。篠田容疑者は容疑を認めているということです。
その後の兵庫県警の捜査において、篠田容疑者のかばんから女性警察官の自宅内部を撮影した動画入りの小型カメラが見つかり、県警が住居侵入容疑で5月に逮捕し、神戸地方裁判所に対応する神戸地検が起訴していました。起訴状によりますと、合鍵を無断で作成して使用していたとされています。
盗撮目的で女性警察官宅や警察署更衣室へ侵入した兵庫県警警部の男を懲戒免職処分
女性警察官の自宅や警察署の女性更衣室へ盗撮目的で侵入したとして起訴されている兵庫県警の警部の男(55歳)について、兵庫県警は2026年7月24日付で懲戒免職処分としました。
監察官室によりますと、男は篠山警察署(兵庫県丹波篠山市)の交通課長だった2024年11月25日から2025年1月30日までの間、兵庫県三田市内にある女性警察官の自宅へ立ち入ったとする住居侵入の罪と、2026年3月1日に同警察署の女性更衣室へ侵入したとする建造物侵入の罪で起訴されています。
このほかにも、2022年5月から12月ごろに当時勤務していた警察署の更衣室へマスターキーを使って侵入し、小型カメラを設置した事案や、2022年12月から2023年2月ごろに女性署員の自宅へ侵入して小型カメラを設置した事案が確認されています。これら2件は公訴時効を迎えているものの、県警はこれらの行為も考慮して処分の重さを決定しました。
2026年7月24日には男を含む2人が懲戒免職処分となっており、兵庫県警の大上健二監察官室長は、いずれも警察官として言語道断であり厳正に処分したとした上で、職務倫理教養を徹底して再発防止に努める旨のコメントを出しています。
兵庫県警篠山署の元警部 男に懲役2年を求刑 女性更衣室や宅内侵入の罪
盗撮目的で女性警察官の自宅や警察署の女性更衣室に入ったとして、住居侵入と建造物侵入の罪に問われた兵庫県警篠山署前交通課長で元警部の男(55)=懲戒免職=の論告求刑公判が31日、神戸地裁(兵庫県神戸市)でありました。検察側は懲役2年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審しました。
起訴状などによりますと、被告は盗撮用カメラを設置する目的で、2024年11月〜2025年1月、無断で作製した合鍵を使って女性の自宅に侵入し、3月には当時勤務していた同署の女性更衣室に侵入したとされています。
被告人質問で男は、動機について「自分の地位的な扱いに、組織に対し不満があった」とし、被害者に特別な感情はなく「若い女性のプライベートを見たかった」などと述べました。
検察側は、男が同署の更衣室で女性署員と鉢合わせた後、カメラを廃棄した上で署長に虚偽の説明をしたことなどの悪質性を指摘しました。一方、弁護側は職も家族も失う社会的制裁を受けた上、被害弁償が進んでいるなどとして情状酌量を訴えました。
部下の女性警察官宅や更衣室に侵入した罪 兵庫県警の元警部に有罪判決
部下だった女性警察官の自宅や警察署の女性用更衣室に侵入したとして、住居侵入などの罪に問われた兵庫県警の元警部、篠田敦志被告(55歳)=懲戒免職=に対し、神戸地裁は9月24日、懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。求刑は懲役2年でした。
判決などによりますと、篠田被告は2024年11月から昨年1月までの間、盗撮目的で兵庫県三田市の女性警察官宅に侵入したほか、今年3月には警察署の更衣室に正当な理由なく立ち入ったとされています。
神戸地裁の岡村祐衣裁判官は判決理由で、篠田被告が無断で合鍵を作成するなどして女性警察官の自宅に4回、更衣室に10回ほど侵入していたとして、「常習性は顕著で、規範意識の鈍麻は深刻」と指摘しました。なお、兵庫県警は7月に篠田被告を懲戒免職処分としています。


