【続報あり】富谷市職員を収賄容疑で逮捕 建設会社元社長から接待を受けた疑い

宮城県警は2026年6月10日、宮城県富谷市が推進する地域活性化事業などを巡り、特定の建設業者に便宜を図った見返りとして接待を受けたとして、富谷市経済産業部産業観光課の課長補佐である菅原憲一郎容疑者(48歳・宮城県大和町在住)を収賄の疑いで逮捕しました。また、便宜を図ってもらう目的で接待を行ったとして、富谷市内にある安藤建設工業株式会社の元社長である安藤健一容疑者(50歳・富谷市在住)を贈賄の疑いで逮捕しました。

警察の発表によりますと、市職員の菅原容疑者は富谷市が進めていた「新町(しんまち)地区」の活性化をはじめとする商工業振興業務に関し、安藤建設工業が所有または取得を予定していた不動産の利活用ができるよう助言などの便宜を図ったとされています。その見返りとして、2023年10月中旬から2026年3月下旬までの間、宮城県内や関東圏において、安藤容疑者から合計で約35回にわたり、総額約28万円相当の飲食費や宿泊費、運転代行費用などの接待を受けた疑いが持たれています。

警察は捜査に支障が出るとして、逮捕された2人の認否について明らかにしていませんが、詳しい経緯について捜査を進めています。

この事案を受け、富谷市の若生裕俊市長は2026年6月10日にコメントを発表し、市民に対して謝罪しました。市は今後の対応として、警察の捜査への全面的な協力、全職員を対象としたコンプライアンス研修の実施、不正事案に係る検証・再発防止委員会の設置を行うとしています。さらに、緊急措置として利害関係者との飲食や接待の受領、ゴルフ、旅行などを禁止する指示を改めて出すとしています。

宮城県富谷市の活性化事業をめぐる贈収賄事件で仙台地検が市職員と建設会社元社長を起訴

宮城県富谷市が進める活性化事業をめぐる贈収賄事件で、仙台地検は7月1日、富谷市の職員の男と建設会社の元社長の男を起訴しました。

起訴されたのは、宮城県富谷市産業観光課の課長補佐である菅原憲一郎被告(49)と、同市にある建設会社「安藤建設工業」の元社長である安藤健一被告(50)です。

起訴状などによりますと、菅原被告は2023年から2026年3月までの間、富谷市が推進する「新町地区の活性化事業」において、安藤被告に対し不動産の利活用をめぐる市への提案機会を設けるなどの便宜を図りました。その見返りとして、37回にわたり飲食や宿泊など計29万5500円相当の接待を受けたとされています。

これまでの警察の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。

職員が起訴されたことを受け、富谷市の若生市長は「このような事態に至ったことは痛恨の極みです。信頼の回復に向け、全職員が一丸となって再発防止の取り組みを進めてまいります」とのコメントを発表しました。

カテゴリー
地方公務員職務不正(賄賂・漏洩など)
公務員ニュースをフォローする

コメント