新潟県長岡市の高校食堂でウエルシュ菌による食中毒が発生し50人が発症

新潟県は15日、長岡市内にある高校の食堂でウエルシュ菌による食中毒が発生したと発表しました。この食堂で食事をした高校生50人が症状を訴えましたが、全員が快方に向かっているということです。

新潟県によりますと、食中毒が発生したのは長岡市にある帝京長岡高校の運動部用食堂です。12日の午前10時30分ごろ、学校側から長岡保健所に対して「運動部に所属する複数の生徒が12日の早朝から下痢や腹痛、吐き気などの症状を呈しており、食中毒の疑いがある」との連絡がありました。

保健所が調査を行ったところ、この食堂で調理された食事を摂取した部員やコーチ計137人のうち、調査を完了した部員50人が11日の午後6時30分ごろから下痢や腹痛などの症状を発症していたことが分かりました。このうち3人が医療機関を受診しています。さらに、保健所の検査によって、患者50人のうち8人からウエルシュ菌が検出されました。

発症した人々に共通する食事がこの食堂で提供されたものに限られていることや、検出された菌および患者の症状の特徴が一致したことから、保健所は同施設で調理された食事が原因の食中毒と断定しました。なお、具体的な原因食材の特定には至っていません。

食中毒が起きたとされる11日、この食堂では朝食にキャベツときのこの豚肉炒めやカボチャのそぼろ煮などが提供され、夕食には洋風カツレツやスープ、キムチなどがバイキング形式で出されていたということです。

この事態を受け、保健所は学校に対し、6月15日から16日までの2日間にわたる業務停止処分を命じました。なお、学校側は13日と14日の2日間、すでに自主的に調理業務を自粛していたとしています。

新潟県によりますと、ウエルシュ菌は6時間から18時間ほどの潜伏期間を経て発症する特徴があります。肉類や魚介類、野菜の煮物などを加熱調理した後に素早く冷却せず、室温で数時間から一晩にわたり放置することで菌が大量に増殖するとされています。

保健所などはウエルシュ菌による食中毒を防ぐ対策として、加熱調理後は前日調理を避けて速やかに食べること、加熱後に冷ます場合は小分けにして20℃以下まで急冷すること、保存の際は10℃以下または65℃以上を維持することを呼びかけています。

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