高知市消防局は2026年6月26日付で、同年1月に酒気帯び運転で摘発されていた高知市中央消防署勤務の男性消防士(27歳、高知市消防局総務課付主事)を懲戒免職処分にし、発表しました。この男性消防士は摘発される前日、朝までの当直勤務を終えた後に、昼から深夜まで12時間近くにわたり飲酒していたことが明らかになっています。
男性消防士は2026年1月25日の朝6時ごろ、高知県高知市山ノ端町の交差点で「青信号になっても発進しない車がある」と警察に通報されたことで事案が発覚しました。駆けつけた警察官が車内で寝ていた男性消防士の呼気を検査したところ、基準値(呼気1Lあたり0.15mg以上から0.25mg未満)を超える「0.2mg/呼気1L」のアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いで摘発されました。
高知市消防局による聞き取り調査では、男性消防士は1月24日(土)の午前8時30分に当直勤務を終え、同日の午後0時30分ごろから高知市内での交流イベントに参加して飲酒を開始していました。その後も飲食店を4軒はしごし、生ビール7杯やハイボール5杯などを摂取して、翌25日(日)の午前0時30分ごろに退店。午前1時ごろにタクシーで帰宅して就寝したとのことです。その後、約5時間睡眠をとった朝6時前に、友人と出かけるために車を運転し、その道中に交差点で信号待ちの際に居眠りをしていました。
発覚直後の調査に対し、男性消防士は「酒が残っている認識がなかった」と説明していたということです。その後、男性消防士は6月2日に高知簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けました。
高知市消防局は、地方公務員法第29条第1項第1号(法律に違反した場合)、同条第1項第3号(全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合)、同法第33条(信用失墜行為の禁止)違反、および高知市職員の懲戒手続及び効果に関する条例に基づき、6月26日付で懲戒免職処分としました。
男性消防士は「公務員としての自覚の欠如、考えの甘さが原因で、市民や家族、職場に大変な迷惑をかけてしまった。このような事態を招いてしまい本当に申し訳ない」と話しているとのことです。
高知市消防局の西川宜孝局長は、市民の生命や財産を守る立場の消防職員が信頼を裏切ることになったとして謝罪し、1人1人が責任を強く自覚するとともに、組織として職員の倫理観醸成に努め、再発防止と信頼回復に取り組むとするコメントを発表しました。



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