奈良県教育委員会は7日、県立教育研究所の職員が、業務で相談を受けた27人分の個人情報が記録された私物のノートパソコンを紛失したと発表しました。現時点で個人情報の漏えいは確認されていないとのことです。
奈良県立教育研究所によりますと、この職員は自宅で私物のノートパソコンを使用し、相談者27人の氏名や相談日が記載された文書を作成していました。このうち12人分のデータには相談概要も含まれており、研究所の聞き取りに対して職員は「一時的にメモを作成し、削除するつもりだったができていなかった」と説明しています。なお、ノートパソコンにはパスワードと生体認証が設定されていたとのことです。
職員は5月13日の出勤時にこのパソコンを自宅から持ち出しましたが、退勤時にないことに気づき、自宅や勤務先を捜索したものの発見に至りませんでした。教育委員会のガイドラインでは個人情報の外部への持ち出しが禁止されており、私有パソコンへの記録自体が規定に反していたということです。
不登校支援などの教育相談や学校での生徒指導に関する相談などの業務を行っている同研究所は、当該職員を口頭で厳重注意処分としました。また、全職員を対象に個人情報の適切な取り扱いに関する研修を実施したとのことです。同研究所の辻智子所長は、関係者に対して深くおわび申し上げるとともに、再発防止に努める意向を示しています。



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