名古屋市の陸上自衛隊守山駐屯地に所属していた元隊員の男性(32)が、上司から長期間にわたりパワーハラスメントを受け、退職に追い込まれたとして国を相手取り、慰謝料などを求める訴訟を起こしていることが分かりました。
男性は2018年に入隊し、希望していた部隊に配属され勤務していました。しかし、入隊からおよそ1年半後、上司からの厳しい指導がエスカレートし、パワハラにあたる行為が続くようになったといいます。
男性によると、休みの日に出勤を命じられ、反省文を「20枚書いて来い、寝なければいけるだろ」と言われるなどして、実際に20~30枚ほどの反省文を書かされたとしています。また、書いた反省文の内容を大声で読み上げるよう命じられ、声が小さいなどと罵倒されたとも訴えています。
さらに、精神的に追い詰められていた時期に別の上司から「飛ぶんだったら僕に言ってから飛んでよ」といった発言を受けたとも主張しています。男性はその頃、駐屯地に入るだけで震えや頭痛が出るようになり、医師から適応障害と診断されたといいます。その後、うつ病やパニック障害なども発症し、2023年11月に退職しました。
守山駐屯地では2023年、部下に対する不適切な指導などがあったとして上司2人を停職6か月、不適切な発言があったとして別の上司1人を減給30分の1(1か月)の懲戒処分としています。
取材に対し、守山駐屯地は「ハラスメント対策については研修を行うなど、以前から取り組んでいる」とコメントしています。




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