山口県は5日、任意団体の会費や預金を私的に流用したとして、農林水産部農業振興課の技師である梅川仁志職員(29)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。また県は6月1日付で、梅川職員を業務上横領の容疑で山口警察署に告発しています。
県人事課によると、梅川職員は農林水産政策課に所属していた2025年9月上旬、自身が会計事務を担当していた農業従事者らで構成される「山口県生活改善実行グループ連絡協議会」の会員2人から預かった会費計2万円を口座に入金せず着服しました。さらに、2025年9月25日から11月26日までの間、同協議会の預金口座から5回にわたり計35万円を不正に引き出して流用していたとのことです。
梅川職員は異動を控えた2026年3月末までに、流用した総額37万円と利息相当額の216円を口座に補填しました。しかし、自身の不適切な出入金履歴を隠蔽するため、入金後に通帳の繰り越し処理を行い、古い通帳を自宅に持ち帰っていました。2026年4月に後任の職員から古い通帳の所在を指摘された際、当初は紛失したと虚偽の報告をしていましたが、その後一連の不正行為を認めたとのことです。
県の聞き取りに対し、梅川職員は「ギャンブルによる借金があり、毎月の返済や生活費を工面するために行ってしまった」という趣旨の供述をしており、県は事態を重く見て処分を下しました。また、私的流用が行われた当時の所属長であった管理監督職員の男性(55・現西部高等産業技術学校部次長級)についても、指導監督が不十分だったとして同日付で戒告処分としています。


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