京都市交通局は3日、西賀茂営業所(京都府京都市北区)の車庫内において、小学生の女児が数分間にわたり市バスの車内に置き去りにされる事案が発生したと発表しました。なお、女児に怪我や体調不良などの症状はみられなかったとのことです。
同局の発表によりますと、該当のバスは出町柳駅前を出発して西賀茂車庫前へ向かう路線でした。3日の午後6時35分頃に終点となる停留所へ到着し、乗客を降ろした際、運転士が目視による車内点検を行いましたが、座席で就寝していた女児に気付かないまま車庫へと入庫させました。さらに、運転士がバスから離れる際にも、本来行うべき車内点検を怠っていたということです。
終点へ女児を迎えに来ていた父親が、女児が降りてこなかったことから直後に営業所を訪問。午後6時39分に、座席で寝ていた女児を営業所の職員と一緒に発見しました。
今回の事案を受け、京都市交通局は「車内点検の徹底を改めて周知し、再発防止に努めていく」とコメントしています。
乗客の置き去り繰り返しで京都市交通局のバス6両に使用停止処分
国土交通省近畿運輸局は2026年9月17日、運行を終えた路線バスで乗客の置き去りを繰り返したとして、京都府京都市北区にある京都市交通局西賀茂営業所の事業用自動車に対し、道路運送法に基づき延べ10日間の使用停止処分を行ったと発表しました。処分対象はバス1両が5日間、5両がそれぞれ1日間の計6両です。
近畿運輸局や京都市によりますと、2026年6月3日、出町柳駅前から西賀茂車庫前までを運行していた1号系統の路線バスにおいて、終点の西賀茂車庫前停留所に到着後、乗務員が車内点検を行ったものの、車内で寝ていた乗客の小学生に気づかないまま西賀茂車庫へ入庫しました。降車予定の停留所で子供が降りてこないことに異変を感じた保護者が、携帯電話のGPS機能で位置情報を確認して申し出たことで発覚し、約5分間車内に置き去りにされていました。
事業者からの報告を受け、京都運輸支局が2026年6月15日に立入監査を実施したところ、運転者に対する指導監督義務違反が認められました。同営業所では2023年5月にも制服姿の生徒が約10分間車内に取り残される事案が発生しており、近畿運輸局は2023年7月に文書警告を行っていましたが、3年経過せずに同様の事案が繰り返されたため、指導監督が不適切であったと判断されました。なお、いずれの事案においてもけがはありませんでした。


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