埼玉県白岡市の住宅に侵入し、現金や貴金属を盗んだなどとして、埼玉県警は9日、元警察官の男を再逮捕しました。
再逮捕されたのは、元羽生署刑事課の警察官で無職の男(25)です。警察の調べに対し、「やっていません」と容疑を否認しているということです。
警察によりますと、男は2024年11月18日から24日までの間に、白岡市白岡の住宅に侵入し、現金1500円や財布、指輪など8点、合わせて時価約31万8200円相当を盗んだ疑いが持たれています。
さらに同月24日には、県内の質店で財布など2点について「親族の遺品」とうその説明をし、約4万8000円で売却した疑いもあります。
男は、警察官だった当時に事件の証拠品であるトレーディングカードや住宅の現金などを盗んだとして、これまでにも逮捕・再逮捕されていました。埼玉県警は2月、男を懲戒免職処分としています。
その後、男が使用していた車を調べたところ、今回の事件の被害品が見つかりました。捜査の結果、関与が浮上したということです。
警察は、男が住宅の2階の窓ガラスを割って侵入したとみて、詳しい経緯を調べています。
証拠品のトレカや合鍵での金品窃盗に問われた元羽生署巡査に執行猶予付き判決
事件の証拠品であるトレーディングカードや、検視の際に把握した合鍵を使って住宅から金品を盗み出したとして、住居侵入と窃盗の罪に問われた元羽生署巡査の藤岡俊行被告(26)=白岡市=の判決公判が4日、さいたま地裁で開かれました。並河浩二裁判官は、藤岡被告に対して拘禁刑3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑・拘禁刑3年6ヶ月)の判決を言い渡しました。
判決理由のなかで並河裁判官は、現職の警察官という立場でありながら証拠品を盗み、検視のために現場に赴いた際に把握した合鍵を悪用して住宅へ侵入した行為について、「警察に対する市民の信頼を大きく損なうものである」と厳しく非難しました。また、競馬に傾倒して多額の借金を重ね、盗んだ金品をその返済に充てようとした動機に関しても、「利欲的かつ身勝手であり、規範意識の希薄さが著しい」と指摘しました。
その一方で、被害者の一部との間で示談が成立している点や、現在はギャンブル依存症の回復施設に入所して更生を図っている状況などを考慮し、保護観察を付した上での執行猶予判決が妥当であると判断しました。
判決によりますと、藤岡被告は2025年11月4日から15日までの間に3回にわたり、署内で保管されていた証拠品のトレーディングカード10枚(買い取り価格で計77万500円相当)を盗み出しました。さらに同年11月には、埼玉県羽生市内にある男性の住宅から鍵を盗み、その後に同じ住宅から現金65万円とネックレスなど8点(買い取り価格で計89万5000円相当)を盗み出したとされています。


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