群馬県警は16日、同県上野村が発注した工事の指名競争入札において設計金額を業者側に漏らし落札させたとして、官製談合防止法違反(入札妨害)と公競売入札妨害の疑いで、上野村職員の黒沢力容疑者(43)ら計3人を逮捕しました。県警は3人の認否を明らかにしていません。また、同日夜に上野村役場の家宅捜索を実施しました。
他に逮捕されたのは、群馬県渋川市に住む東京電力パワーグリッド高崎支社社員の千木良利昭容疑者(63)と、千葉県市原市に住む東京エネシス社員の成田光範容疑者(53)の2人です。
逮捕容疑は、当時上野村の振興課総括係長だった黒沢容疑者が、2025年6月23日に執行された村営住宅太陽光発電設備設置工事の指名競争入札において、千木良容疑者と成田容疑者に設計金額を電子メールで伝え、東京エネシスに1億2200万円で落札させた疑いです。
上野村発注の公共工事を巡る官製談合の疑いで村職員ら3人を送検
群馬県多野郡上野村が発注した公共工事の指名競争入札において、特定の業者にあらかじめ設計金額を漏洩して落札させたとして、16日に逮捕された村職員ら3人が17日、群馬県前橋市にある前橋地方検察庁へ送られました。
官製談合防止法違反などの疑いで送検されたのは、上野村の職員である黒澤力容疑者(43)、東京都に本社を置く東京電力パワーグリッドの社員である千木良利昭容疑者(63)、および同じく東京都に本社を置く東京エネシスの成田光範容疑者(53)の3人です。
警察の発表によると、上野村が去年6月23日に実施した村営住宅の太陽光発電設備に関する指名競争入札において、当時、村の振興課総括係長として入札業務を担当していた黒澤容疑者が、千木良容疑者と成田容疑者に対して秘密事項である設計金額を伝え、東京エネシスに1億2200万円で落札させた疑いが持たれています。なお、警察は3人の認否について明らかにしていません。
16日午後8時半ごろには、捜査員が上野村役場の家宅捜索を行い、入札に関連する資料などを押収しました。これまでの捜査により、黒澤容疑者が去年6月11日に業務用のパソコンを使用し、千木良容疑者と成田容疑者へ金額を伝達していたことが確認されているとのことです。
17日には上野村役場において黒澤村長が記者会見を行い、今回の事件について謝罪しました。黒澤村長は事件に対し、「メールでこのような情報を送ることはあり得ない」と述べています。上野村は今後の捜査の進展を見守りながら、黒澤容疑者に対する処分を検討していく方針です。
また、東京エネシスは自社のウェブサイト上で「重く受け止め捜査に全面的に協力する」とのコメントを発表しました。


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