島根県邑南町は16日、4年前に町内の施設にある遊具で発生した事故により後遺症が残った、当時50代の男性との間で示談が成立し、和解したことを明らかにしました。
この事故は2022年1月30日の午後3時ごろ、邑南町にある「香木の森公園」で発生したものです。邑南町によりますと、当時50代の男性が施設内の鉄棒で逆上がりをしていた際、鉄棒の握り棒が外れたということです。男性は地面に頭頂部を打ち付けて重傷を負い、後遺症が残りました。
この鉄棒は町が1993年に設置したもので、その後は指定管理者が管理を行っていました。見回りは行われていたものの点検簿は作成されておらず、また、町は専門業者に依頼して行う点検を十分に実施していなかったとしています。
その後、町と被害に遭った男性の双方の弁護士による協議の結果、町側に損害賠償責任が認められたことから、16日に行われた町議会での議決を経て示談が成立し、和解に至ったということです。
これを受けて大屋光宏町長は、被害者本人や家族への謝罪を述べるとともに、施設の老朽化や日ごろの点検不備、専門業者による点検の未実施などが事故を防げなかった原因であるとの認識を示しました。その上で、今後の安全安心な施設運営に向けて必要な対応を行う旨のコメントを出しています。
なお、事故が発生した鉄棒は事故の後すぐに撤去されています。町有施設の遊具については、現在は専門業者による点検を2年に1度行うなどのルールを定めているということです。


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