東京都教育庁は2026年6月24日、教職員による複数の服務事故について、失職2件および懲戒処分4件(免職2件、停職1件、減給1件)の計6件を公表しました。
懲戒免職処分を受けたのは、東京都稲城市立城山小学校の主任教諭である田辺幸次被告(42歳・男性)と、島しょ部の都立高等学校に勤務していた42歳の男性教諭の2人です。田辺主任教諭は2025年9月6日、電車内でモバイルバッテリー型のカメラを対面の座席に座っていた女性のスカート内へ差し向け、撮影を試みたとして処分されました。島しょ部高校の教諭は2025年2月7日、当時勤務していた学校の女子便所に侵入して小型カメラを設置し、女性職員を撮影したとして処分されました。なお、島しょ部高校の教諭については、被害者特定を避けるため氏名および学校名は非公表とされています。
また、区部の中学校に勤務する28歳の女性教諭は、2025年9月25日に勤務校が所有する寄贈本をフリーマーケットアプリで販売して200円の利益を得たとして、停職3ヶ月の懲戒処分を受けました。区部の小学校に勤務する38歳の男性教諭は、2025年9月18日に「自転車で走行中にひったくりに遭い左足を怪我した」という虚偽の内容をスマートフォンから110番通報して警察官の業務を妨害したとして、減給10分の1(1ヶ月)の懲戒処分となっています。これら4件の懲戒処分の発令日はすべて2026年6月24日です。
さらに、過去の刑事裁判の確定に伴う失職も2件公表されました。
東京都立大江戸高等学校(東京都)の教諭であった大平なる美氏(31歳・女性)は、2025年3月に都内で自身が所持する和解調書の記載内容を変更して印刷・行使したとして、同年12月10日に東京地方裁判所で有印公文書偽造・同行使により懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決を受け、同年12月25日に判決が確定したため同日付で失職しました。
もう1件は、区部の小学校に勤務していた31歳の男性教諭で、2018年5月5日に自宅で当時13歳未満の女性と性交したとして、2025年5月1日に東京地方裁判所で強制性交等により懲役5年の判決を受け、2026年1月27日に判決が確定したため同日付で失職しました。こちらも被害者保護の観点から氏名および学校名は公表されていません。
東京都教育委員会は、教職員による盗撮などの性暴力はあってはならないとした上で、これまで講じてきた防止策に引き続き気を引き締めて対処していく意向を示しています。
東京都稲城市の市立城山小学校に勤務する教員が懲戒免職処分
東京都稲城市教育委員会の杉本真紀子教育長は24日、市立城山小学校に勤務する教員が、任命権者である東京都教育委員会から懲戒免職処分を受けたことを発表しました。
処分理由は、令和7年9月6日(土曜日)に小田急電鉄の電車内において、向かい合わせの座席に座っていた女性のスカート内を盗撮しようとした未遂行為によるものです。
稲城市教育委員会は、この情報を把握した直後から当該教員への事情聴取を行い、東京都教育委員会や警察をはじめとする捜査関係機関と連携して調査を進めてきました。その結果、児童への被害は確認されておらず、城山小学校の校内にも盗撮用のカメラは設置されていないことが確認されているとのことです。
稲城市教育委員会は、この処分発令を受けて当該小学校に通う児童の心のケアに尽力するとともに、改めて市立学校における服務規律の徹底と綱紀粛正に全力で取り組む方針を示しています。

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