医療用麻薬の不適切管理などの疑いで山形市の病院と元薬局長を書類送検

麻薬および向精神薬取締法違反の疑いで、山形県山形市にある至誠堂総合病院と、当時同病院に勤務していた66歳の男性の元薬局長が24日、山形地方検察庁に書類送検されました。

東北厚生局麻薬取締部などによりますと、元薬局長は不要となった麻薬の廃棄業務を怠ったことで正確な在庫量を把握できなくなり、2024年10月ごろから2025年2月までの約5か月間、施錠のうえ固定された頑丈な設備で保管することが義務付けられているモルヒネなどの医療用麻薬を、院内のロッカーや机の引き出しなどに放置していた疑いが持たれています。

また、2023年には14品目の麻薬の在庫量や受け入れ量について県へ虚偽の申請を行った疑いや、令和4年10月から1年間に取り扱った計34品目の医療用麻薬を帳簿に事実と異なる記載をして保健所へ報告した疑いも持たれています。

山形県および東北厚生局麻薬取締部による定期的な立ち入り検査でこれらの事実が発覚したもので、医療用麻薬の病院外への流出は確認されていないとのことです。調べに対し、元薬局長は容疑を認めているということです。

至誠堂総合病院は、関係者の処分を終えた上で、県からの指導を受けながら原因の把握や再発防止に努めているとしており、元薬局長はすでに依願退職しているとのことです。同病院の小林真司病院長は、不正を長期間にわたり把握できなかったことを重く受け止め、管理体制を根本的に見直して信頼回復に努める旨のコメントを発表しています。

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