東京都港区が成年後見申し立てで本人の意向と異なる文書を提出した疑い

東京都港区が、区内に住む93歳の男性に対して成年後見人を付けるよう申し立てた際、本人の反対意向に反して「賛成した」とする内容の文書を東京家庭裁判所に提出していたことが2026年4月14日、分かりました。男性側は「意に反する虚偽の内容だ」として、公文書偽造容疑での刑事告訴も視野に入れています。

この男性は三谷昌平さんで、2023年の入院時に悪性リンパ腫が見つかりました。港区は、三谷さん本人のみで財産管理などを行うことは困難と判断し、当時の区長名で後見開始を申し立てました。その際、家裁へ提出した「申立事情説明書」の本人意見欄において、申し立ておよび後見人候補者のいずれについても「賛成」にチェックが入れられていたということです。

三谷さんは、この申し立てにより一度は成年後見人が付きましたが、自ら家裁に取り消しを申し立て、2025年1月に後見を終了させました。三谷さんは「不要な成年後見により財産管理の権利を奪われ、精神的苦痛を受けた」として、2026年3月に区を相手取り損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしています。

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地方公務員職務不正懲戒・不祥事
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