石川県金沢市の大徳中学校PTAにおいて、会計を担当していた女性がおよそ1541万円を着服していた問題で、発覚を免れるために別の通帳を監査に提出していたことが関係者への取材で分かりました。
学校とPTAが設置した調査委員会の調べによりますと、この女性は2025年度までの2年間、会計担当者として不適切な資金流用を行っていました。年に1回実施される会計監査の際、女性は預金残高を改ざんした上で、前任者から引き継いだ正規の通帳とは異なる通帳を提示し、着服の事実を隠蔽していたということです。
同校はアメリカ・シアトルの中学校と盛んに国際交流を行っており、PTA会費を「国際交流基金」として積み立てていました。女性は、新型コロナウイルスの影響で海外渡航が自粛され、基金が使用されなかった状況を悪用し、繰り越されていた約400万円を着服していました。さらに、学校の記念品購入などに充てられる「周年事業積立金」なども私的に利用していたとみられています。
大徳中学校の現在の生徒数は505人で、PTAは1世帯につき月額400円の会費を徴収しています。捜査関係者によりますと、警察は提出された被害届を受理し、業務上横領の容疑を視野に入れて捜査を進めているとのことです。
石川県金沢市の大徳中学校PTA資金およそ1375万円を横領した疑い 元会計担当の30代女性を書類送検
石川県金沢市の大徳中学校PTAの活動資金およそ1375万円を着服したとして、警察は18日、業務上横領の疑いで金沢市に住む無職の30代の女性を書類送検しました。
警察によりますと、金沢市立大徳中学校PTAの会計担当だった女性は、2024年6月から2025年10月までの間に、PTA名義の4つの口座から137回にわたり、およそ1375万円を引き出して横領した疑いが持たれています。引き出した現金は自分の口座に移すなどし、生活費のほか飲食代や旅行代などに充てていたとみられます。
2025年11月にPTA関係者が警察に相談したことで事件が発覚し、警察が任意で取り調べを進めていました。
調べに対し女性は「PTAの口座から現金を引き出し、横領したことに間違いない」と容疑を認めており、動機について「自由に使えるお金がほしかった」などと話しているということです。


