山梨県韮崎市が未消毒の水道水を一時配水 機器の確認不足が原因

山梨県韮崎市は2日、塩素消毒が実施されていない水道水を、市内の一部地域へ一時的に供給していたと発表しました。この事象は小学校の給食室からの指摘によって明らかになりました。

未消毒の水道水が供給されたのは、同市穂坂町の飯米場地区と三ツ澤地区で、対象となる給水人口は約500人です。

市によりますと、先月29日の午後6時ごろから30日の午前10時20分ごろにかけて、水源から水を取り入れる際、消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウムを注入しないまま配水を行っていたということです。

30日の午前9時前、該当地域に位置する韮崎市立穂坂小学校の給食室において、水道水の残留塩素濃度が基準値である1リットルあたり0.1ミリグラムに達していないことが確認され、市へ連絡が入りました。市が調査した結果、水源で次亜塩素酸ナトリウムを投入するための注入器が作動していない状態だったことが判明しました。

市は注入器を稼働させるとともに、配管内に残っていた基準値未満の水道水を排出する対応を取りました。その後、給食室の水道水で基準を満たす残留塩素濃度が確認されたため、給食の調理業務への影響は発生しませんでした。

先月29日に水源において、次亜塩素酸ナトリウムの入ったタンクを委託業者が屋外から屋内へ移設した際、注入器の動作確認を怠ったまま正常に稼働していると思い込んだことが原因であるとのことです。

市は、安心安全な水の供給は水道事業の基本であるとし、今後は複数人の体制で確認作業を行い、再発の防止に努める方針を示しています。

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