京都府土地開発公社の資金を横領したとして、大阪地検特捜部は25日、業務上横領の疑いで同公社職員の守山繁美容疑者(58)と、息子で不動産会社役員の琢海容疑者(29)を逮捕した。
特捜部によると、守山容疑者は先月、琢海容疑者と共謀し、公社の口座にあった資金810万円を自身の口座に移して横領した疑いが持たれている。
守山容疑者は総務部の主査として公社の経理全般を担当していたという。特捜部は2人の認否を明らかにしておらず、動機や経緯について調べを進めている。
京都府土地開発公社の職員と長男を再逮捕 約8億7850万円横領か
大阪地検特捜部は3月17日、京都府土地開発公社の経理担当職員、守山繁美容疑者(59)と、長男で会社役員の守山琢海容疑者(29)を、業務上横領などの疑いで再逮捕した。
特捜部によると、2人は2023年5月から2026年2月までの間に共謀し、公社名義の預金口座から守山繁美容疑者名義の口座へ計155回にわたり送金し、合計8億7850万円を横領した疑いが持たれている。
また、守山繁美容疑者は横領の発覚を免れる目的で、2024年4月から2026年2月ごろにかけて、公社の預金口座の残高証明書の写し25通を偽造した疑いもある。関係者によると、守山繁美容疑者は公社の預金管理を担当する立場にあり、預金額を実際より多く見せるなどして残高証明書を偽造し、横領の発覚を防ごうとしたとみられる。
特捜部は2人の認否を明らかにしていない。
2人はすでに2026年2月、公社名義の口座から810万円を守山繁美容疑者名義の口座に送金して横領した疑いで逮捕されていた。
京都府土地開発公社の巨額横領事件で初公判 元主査の女は起訴内容を認め長男は否認
京都府土地開発公社の資金8億円以上を横領したとして業務上横領などの罪に問われている親子2人の初公判が2026年5月29日に開かれ、元公社職員の女は起訴内容を認めた一方、長男は否認しました。
起訴状によりますと、京都府土地開発公社の総務部主査であった守山繁美被告(59歳)は2023年から2026年2月にかけて、公社が管理する預金口座から約8億8000万円を横領した罪などに問われています。また、長男の守山琢海被告(29歳)は、このうちの約1億2500万円について、横領された資金であると知りながら受け取った組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)などの罪に問われています。
2026年5月29日の初公判において、繁美被告は起訴内容を認めました。一方で琢海被告は「横領になるとは知らなかった」と述べ、起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述の中で、琢海被告が繁美被告に対して「金銭を用意できなければ仕事を続けられない」という趣旨の要求を伝えていたと指摘しました。これを受けて繁美被告は同僚らから借金を重ねていたものの、やがて資金の工面ができなくなり、公社の資金横領に至ったと主張しています。また、琢海被告は受け取った資金を競馬の資金や、交際相手に贈る高級ブランド品の購入に充てていたと検察側は明らかにしました。


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